椎間板ヘルニアの症状と予防のポイント

人間でもよく知られている椎間板ヘルニアですが、実は犬も発症します。
椎間板ヘルニアとは、激しい運動や肥満によって椎間板が損傷する病気です。
特徴や原因を知り、日頃から予防を心がけて愛犬の健康寿命をサポートしてあげましょう。

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアとは、全力疾走や大きな段差の昇降、ジャンプをしたり、体をねじったりなどの激しい運動や、肥満、骨の老化などが原因で、頭や胴の重さを支える脊椎のクッションの役割をしている椎間板が損傷することによって起こります。
損傷した椎間板が脊髄神経を圧迫して痛みが生じて苦しそうにしていたり、症状が酷い場合は足が動かなくなって引きずったり、かばうような動作をするようになります。

椎間板ヘルニアになってしまったら

まず、運動を控え、ケージやハウスで安静にさせます。
症状が軽いうちは、薬を服用して患部の痛みを抑えるようにします。
投薬でも症状が改善しない場合や重症の場合は、外科的治療が必要になります。

椎間板ヘルニアを予防するために

椎間板ヘルニアの予防は、脊椎への負担を減らすことが最も重要です。
フローリングの床であれば、マットやカーペットを敷くなどして滑りにくくします。
段差をあまり昇り降りさせないようにしたり、大きな段差があるならばスロープや補助の段を設置するなど、脊椎の負担を軽くする環境作りをしましょう。
また、食事や運動量を調節し、肥満にならないように心がけます。

愛犬の動作に異常を感じたら、すぐに獣医師に診せるようにしましょう。

 

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