愛犬の健康寿命促進!遊びながらエクササイズの方法【3】

犬も、歳とともに体幹の筋力が弱くなり、前足に体重がかかりやすくなるのでどうしても下半身が弱っていきます。
日頃から体幹を強化し、下半身の筋力アップと維持ができるトレーニングを行えば、健康寿命をサポートしてあげることができます。
飼い主さんと一緒に楽しく遊びながら、下半身の筋力維持に効果的なエクササイズの方法をご紹介します。

障害物ウォーク

愛犬の脚力とバランス力を強化するエクササイズです。
新聞紙を丸めたり、柔らかな素材を5〜10cm幅に切って小さなハードルようにしたものを用意します。
障害物をワンちゃんがまたぐことで、脚力とバランス力を鍛えることができます。

【1】愛犬の歩く道を仮定し、ルート上に新聞を丸めたものなどのハードル代わりになる障害物を設置します。
おやつを鼻先に見せて、ゆっくり障害物をまたぐように誘導します。

【2】障害物をゆっくりまたぐことができたら、次の障害物まで誘導して、同様にゆっくりとまたがせます。
一度またいだ障害物を、犬の足元に置き直しても構いません。
これを2〜3往復繰り返します。

【ポイント】ワンちゃんが障害物を飛び越えてしまわないよう、誘導する手の高さに注意して、ゆっくりと歩くスピードで誘導します。
犬の大きさにより、移動距離や障害物の高さを調節しましょう。
中型犬までなら、飼い主さんが座ったまま、両手を広げた程度の距離で問題ありません。
大型犬の場合は飼い主さんは立つか中腰になり、歩く距離も多めにします。

バランスボールで一緒にエクササイズ

飼い主さんとワンちゃんが一緒に行うエクササイズです。
それぞれがバランスボールに乗り、遊びながら体幹を鍛えることができます。
一緒に楽しみながら、日頃の遊びの中に取り入れて行うとよいでしょう。

【1】まず飼い主さんがバランスボールに座り、もう1つのバランスボールを足と膝でしっかり挟みます。

【2】足で固定したバランスボールの上にマットを敷き、滑りにくくし、愛犬を乗せて体を支えます。

【3】最初はお座りの姿勢を10秒キープしてみましょう。
慣れてきたら、立った状態で10秒キープを目指します。
長くても30秒程度を限度にしましょう。

【ポイント】愛犬を乗せるほうのバランスボールは、丸いものではなく安定性のあるドーナツ型のものを使います。
犬が落ちてしまわないよう気をつけて、しっかり体を支えます。
ボールに乗っている間は、決して愛犬から手を離さず、安全に最大限配慮してください。

 

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