犬・猫の尿石症の予防法

尿石症の予防は、まず、尿結石ができてしまうことを防ぐことが最優先です。
尿石症になってしまうと、場合によっては手術が必要になり、ペットの体に大きな負担がかかってしまいます。
日頃から以下に挙げる生活習慣に気をつけ、ワンちゃん、にゃんこの健康維持につとめてあげましょう。

食事管理を徹底する

尿結石ができる原因となるミネラル成分の中でも、マグネシウムやカルシウム、リンなどの量を調整し、おしっこのpHバランスを最適に保つフードを選びましょう。
手作り食にこだわる人は、食材に含まれるミネラル成分を確認したうえで、上記の成分の偏りがないようなご飯を作りましょう。

水分を充分に摂取する

水分摂取量が少なくなると、おしっこの量が減り、おしっこが濃縮されるため尿結石ができやすくなります。
いつでも新鮮な水を飲めるようにしておくことが大切です。
あまり水を飲まない子は、水分量が多いウェットフードをあげたり、犬用ミルクをあげるなどして水分を摂れるように工夫してあげましょう。

トイレを清潔に保つ

特に猫の場合は、トイレが汚いとそこで排泄をしたがらない場合があります。
おしっこを我慢してしまうのもよくないので、常にトイレは清潔にし、いつでも気持ちよくおしっこができるように配慮してあげましょう。

定期的に検診を受ける

尿石症は少しずつ進行していきます。
定期的に健康診断を受け、合わせて尿検査を行うとよいでしょう。
また、一度でも尿石症になったことがある子は、特別療法食からフードを元に戻した後も、定期的に尿検査を行うようにしましょう。

 

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