愛犬と深い信頼関係を築くためのスキンシップの重要性

しつけは、愛犬を人間の真のパートナーとして育てるために必要不可欠です。
子犬の頃から適切なしつけを行えば、愛犬は素直で従順な子に育っていきます。
ここでは、しつけのためのスキンシップの大切さを説明します。

スキンシップは愛情表現

触れ合うことは、動物の本能です。
甘えて体を擦り付けたり、軽く噛んだり、舐めたりすることで、子犬は親の養育本能を刺激し、自分も精神的な満足感を得るものです。
これは飼い主に対しても同様で、日頃のスキンシップが不足すると、犬は飼い主を充分に信頼することができなくなってきます。
つまり、犬との深いリレーションシップの維持には、スキンシップは不可欠なのです。
飼い主さんと愛犬の親和関係を保ち、お互いが幸せに暮らしていくために、スキンシップの時間をたっぷり作りましょう。

しつけにつながるスキンシップのポイント

愛犬と十分に接する
飼い主さんがたっぷりコミュニケーションをとって育てた犬は、犬を信頼し、明るい性格で、主人の命令によく従います。
子犬の頃だけでなく、成犬になってもできるだけ多くの時間を愛犬とのスキンシップにとってあげましょう。
室内犬の場合は接する機会も多いですが、屋外で飼われている犬は接する機会が少ない傾向があります。
少なくとも、朝夕2回は十分にスキンシップの時間を作ってあげましょう。

人の手に慣れさせる
服従心のある犬にするためには、子犬の頃から人の手で自由に体に触れることに慣れさせておく必要があります。
これは、しつけを行う際にもとても大切なポイントです。
人の手で触れられることを嫌がるようになると、動物病院で予防接種をする時や治療・処置を受ける時に苦労します。
旅行などで人やペットホテルなど、他人に預ける時も同様です。
子犬の頃から愛情をこめてたくさん触れることによって、犬に人間は信頼できるのだと教えてあげましょう。

明るい性格を育む
子犬の頃から優しく語りかけてスキンシップを行うことは、しつけをするためにも、健康な心身の成長のためにも欠かせません。
単に撫でるだけでなく、名前を呼んで意思疎通をはかり、おもちゃを使って一緒に遊んであげましょう。
このようなコミュニケーションを通して、人間に対する服従心や性格の明るさ、持久力が養われていきます。

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