これまで犬を飼ったことがない方は、子犬選びで迷うことが多くあるでしょう。
ペットショップで見かけてかわいさに衝動買いするケースもあるかもしれませんが、これから長く付き合っていく大切な家族の一員となるのですから、しっかり目で観察して、触れて、問題のない子か確かめることはとても大切です。
ここでは、後悔なく納得のいく子を選ぶためのポイントをご紹介します。
反応がよいかどうか
活発に動き回り、兄弟犬とじゃれ合って遊んでいれば、元気な子であることがわかります。
子犬はたくさん寝るものなので、寝ている間はすやすやのびのびと寝ているようなら大丈夫でしょう。
お昼寝中に無理に起こすことはせず、動いている姿を確認できないのであればまた日を改めて確認します。
様子を見ている間、こちらの呼びかけや働きかけによく反応したり、興味津々で寄ってきたりする子なら安心です。
背後や頭上で音を出したり、おもちゃなどを振ることで、聴覚・視覚に異常がないか確認できます。
買ったのはいいが、後日実は目が見えていないことが発覚したなどというケースも報告されていますので、犬の反応はよく確認してみましょう。
パーツごとのチェック項目
口
口を開けて、歯茎や舌はきれいなピンク色かどうか確認します。
異常な赤みや異臭がする場合は、口腔の健康に問題がある可能性があります。
耳
左右の形のバランスがよく、きれいかどうかを確認します。
耳の中も覗いてみて、異常な汚れ方をしていたり、異臭がしていないか、掻いたりしていないかを確認します。
目
目は心理状態が現れるバロメーターとなります。
表情が豊かで生き生きと輝いているかどうか、眼球が濁っていたり、白目をむいたりしていないか確認します。
鼻
起きているときは、鼻が湿って艶があるか確認します。
鼻水を垂らしていたり、乾いてかさかかさしていないかを見ます。
足
元気でしっかりした足取りで歩いたり走れているかを確認します。
関節の部分の角度や動きが不自然ではないか、足を引きずるなど、歩き方に異常がないかを確認します。
毛
フケや汚れがなく、きれいなら大丈夫です。
ベタベタしていたり、フケがやたらあったり、毛の薄い部分の皮膚に湿疹などの赤みがないか確認します。
しっぽ
元気よくふりふり振ってこちらに近づいてくるなら大丈夫。
しっぽが元気なく垂れたままだったり、動かさずにこちらにも反応しない場合は、性格をよく確認してから判断しましょう。
お尻
肛門の周りがうんちで汚れていないか、ベタベタしていないか確認します。
綺麗なら問題ありませんが、汚れている場合は感染症などで下痢をしている可能性があります。