愛犬の健康に気を配り、清潔に保つために、飼い主さんには何ができるでしょうか。
犬のお手入れというと、ペットショップやサロンでお願いするトリミングなどがあります。
トリミングは、本格的なトリミングが必要な犬種でも月に2、3回、一般的には1〜2ヶ月に1回行うのが普通です。
月に数度のトリミングでは、当然清潔な状態を保てないため、日頃から飼い主さんによるケアが必要になります。
それでは、具体的に何をどうすればよいのか、頻度はどれくらいかなど、愛犬のお手入れについてお話しましょう。
毎日しなきゃいけないの?
犬の飼い方に関する本を見ると、愛犬のお手入れ方法がたくさん載っています。
犬をお迎えする前や飼い始めの頃、こんなにすることがあるの?と驚いた飼い主さんもいるのではないでしょうか。
そしていざやってみると愛犬はなかなか言うことを聞いてくれなかったりと、時間も労力もかかり思った以上に大変だと気づいたこことでしょう。
愛犬のお手入れですが、当初は嫌がられても毎日続けることで習慣化します。
毎日繰り返すことで愛犬もお手入れされることに慣れていき、お手入れがしやすくなります。
少しずつでいいので、根気よく続けましょう。
飼い主さんができる愛犬のお手入れ
飼い方の本に載っているお手入れを、毎日全てこなそうとするのは至難の業。
飼い主さんも愛犬も疲れ果ててしまいます。
まずは基本的な、散歩の後の足ふき、歯磨き、ブラッシングから行っていきましょう。
室内飼いの場合、散歩後の足ふきが必要です。
散歩に行く前に、予め玄関に濡らしたタオルなどを用意し、玄関が汚れないように新聞紙やタオルを敷いておくといいでしょう。
足を裏返し、肉球と肉球の間の毛の汚れを拭き取ります。
歯磨きは、犬用の歯ブラシや歯磨きシートを使って行います。
歯石がつきにくいフードや、歯石ケアのできるおやつなどがありますが、これだけでは歯の健康を保つためには不十分です。
歯石がたまると歯周病などの口腔トラブルが起こり、さまざまな病気を引き起こす原因となりますので、できるかぎり歯磨きの習慣を覚えさせましょう。
ブラッシングをすることで、被毛の汚れや毛玉が取れ、毛艶もよくなります。
ブラッシングは皮膚へのマッサージ効果もあるので、血流をよくすることにも繋がります。
この3点を毎日続けることで、異臭や目ヤニ、口の中の様子、皮膚の炎症などといった愛犬の異変に気づけるようになります。
病気や怪我は、早期発見、早期治療に越したことはありません。
愛犬の外見だけではなく、体の中の健康にも気を配りながら、愛情を込めて毎日のケアを行っていきましょう。