犬を飼う前は、「犬は誰にでも愛想がよく、従順で大人しく、いつでも飼い主の傍にいてくれるものだ」と信じていた飼い主さんもたくさんいるでしょう。
しかし、これはきちんとしつけをされた犬だからこそできること。
誰かがちゃんと教えてあげなければ、犬は理想的な飼い犬にはなれないのです。
しつけを始めるのは、早ければ早いほど理想的です。
それでは、子犬のうちにできるだけ行っておきたいしつけをご紹介します。
しつけは2種類ある
犬のしつけの種類には、2種類の目的があります。
一つ目はさせること(動作)、もう一つはやめさせること(禁止)です。
子犬のうちは小さくて可愛らしいからと、何でも許して甘やかしてしまってはいけません。
子犬の時期はしつけの適齢期。
人間と一緒に暮らしていく上で、最低限のルールは守れるようにしてあげる必要があります。
子犬のうちにまず行っておきたいしつけは、飼い主との主従関係をしっかり覚えさせることです。
この関係性が曖昧では、しつけをすることは難しくなります。
また、飼い主との関係性を覚える上で、周囲の人間との関わり方や危険なもの、やってはいけないことなどを教えていきます。
リーダーが誰なのかを覚えたら
子犬の時期に飼い主との主従関係をしっかりと作ることで、犬ではなく飼い主がリーダーであることを理解させます。
こうして、トイレやむだ吠えなどのしつけができるようになります。
甘噛みや噛み癖のしつけなども必要になるでしょう。
子犬との関係ができていればスムーズに進めることができ、何がよくて何がだめなのかをひとつひとつ焦らずに教えて行きましょう。