生後間もない子犬は、まだ内臓の働きが完全ではありません。
人間の赤ちゃんと同様に、赤ちゃんには赤ちゃん用のごはんを作って与える必要があります。
どんなドッグフードでも、消化不良を起こして吐いてしまうこともあるので、パッケージ等にある説明の通り分量を守って与えるようにします。
分量は、1週間ごとに体重や体調を確認しながら調整していく必要があります。
また、子犬は固形のフードより食べやすい離乳用ミルクや水を好んで摂取する傾向があります。
ドライフードをしっかり食べさせるために、ごはんを与える順に気をつけるなどのポイントを知り、元気な子に育てていきましょう。
与えるごはんの回数と順番
子犬は、一度にたくさんのごはんを食べることができません。
このため、1日に必要な分量を3〜4回に分けて与えていくようにします。
生後2〜3ヶ月までは、子犬用のドライフードをお湯でふやかしたもの → 離乳用ミルク → お水の順に与えます。
生後半年くらいまでは、ドライフードに子犬用のサプリメントを混ぜて与えることも有効です。
ペットを購入したペットショップや、動物病院などで紹介してもらうとよいでしょう。
子犬用フードの作り方
子犬の主食は、子犬用のドライフードです。
栄養補助やおかずに、上記でも子犬用のサプリメントやウェットフードを混ぜたものを与えます。
生後2〜3ヶ月までは、固形のドライフードは食べやすさと消化を助けるためにお湯でふやかします。
いつまでも柔らかいものを食べていると、顎の発育や歯の生え変わりに影響が出てくるため、3回目のワクチンが終わるまでにはドライフードをふやかさずに与えるようにします。
一食ごとにフードをふやかしていたお湯の量を減らしながら、フードを少しずつ固くしていくことでじょじょに固形のフードに慣れさせていきます。
【1】ドライフードを説明書きの分量だけ入れ、同量程度のお湯で10〜20分程度ふやかします。
【2】子犬用サプリメントを説明書きの分量だけふりかけます。(子犬用サプリメントは体の大きさや体重により必要量が異なります。)
成長期の子犬の健康と発育補助のために、生後12ヶ月くらいまでを目処に与えましょう。
【3】子犬用のウェットフードを適量加え、全体を混ぜたものを与えます。
あまり食べたがらない場合は、ドライフードの割合を減らし、ウェットフードの量を増やして与えてみます。
離乳用ミルクの作り方
子犬用フードを与えた後は、子犬の成長をサポートし、丈夫な骨格形成を助けるために、離乳用ミルクも与えます。
子犬用ミルク、パピーフード、ブドウ糖を説明書きの分量だけ入れ、少量のお湯で溶かし、ペースト状になったものを与えます。
お水
子犬用フードや離乳用ミルクを与えた後は、清潔な水を忘れずに与えます。
子犬のうちは、お皿タイプの給水トレイよりも、給水器で与えるほうが飲みやすく、トレイをひっくり返してこぼす心配もないので理想的です。
お水を飲みたがらない場合は、子犬の口を給水器の口に近づけて促してあげます。
生後4ヶ月から
生後4ヶ月以降は、ふやかさない固形のままの子犬用ドライフードを与えた後、お水をあげます。
1年以上たったら、成犬用のドライフードに切り替え、お水は変わらず飲ませるようにしましょう。