活発で遊び好きな習性を活かして、愛犬との信頼関係を深めよう

犬は逃げるものを追いたがる

猟犬として使役している犬が獲物を追いかけるのは人間に教えられたからではなく、実は、元来の獲物を追う習性が活かされているのです。
牧羊犬や警察犬として働く犬達も、この習性を利用して活躍しています。
特にこれらのワーキング・ドッグは、追跡本能が満たされていないと、常に欲求不満でイライラし、無駄吠えをしたり、落ち着きをなくしてトラブルを起こしかねません。
使役犬のように普段から大いに追跡本能をフル活用していない家庭犬でも、もちろん獲物を追いかけたい本能は備わっています。
朝夕の散歩の時間などを活かし、その子の性格や運動量に合わせて何かを追いかけて走るような遊びを取り入れると、愛犬の欲求不満解消に効果的です。

犬は遊び好き

犬は本来とても大変遊び好きです。
じっとしていることが苦手で、常に遊び相手になるものを探しています。
遊び好きも、野生時代は群れで生きていた名残と考えられます。
じゃれ合い、おいかけっこをすることで群れの団結を図り、順位や秩序を確認しながら維持し、狩りの練習にもなっていました。
犬に限らず野生動物の子供の多くが、遊びを通して社会のルールや体の使い方、獲物の獲り方を学んでいきます。
犬は成犬になっても遊び好きという特徴があり、散歩の際には、逃げるものを追いかける習性も活かして遊んであげるとよいでしょう。
ボールを投げて追いかけさせたり、犬と一緒に走ったりと、できるだけ犬と一緒にアクティブに動きましょう。
愛犬は、遊びを通じて飼い主との連帯感や信頼関係を深めていき、ストレス解消にも繋がるので、日々の散歩や遊びを怠らないように心がけたいものです。

 

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