愛犬の抜け毛は、愛犬家にとっては無視することができないお悩みの一つです。
抜け毛が少なかったり、とても多い時があったり、毎日の抜け毛について十分に把握することは容易ではありません。
犬の抜け毛には、季節の変わり目に生え変わる場合と、病気のが疑われる場合があります。
犬の抜け毛について知り、每日の愛犬の健康チェックに役立てましょう。
犬の抜け毛の主な原因とは
犬は常に少なからず抜け毛があり、毎日飼い主さんの頭を悩ませるものです。
季節の変わり目に毛が生え変わる換毛期は顕著に抜け毛が増えますが、普段、あまりにも抜け毛が多い場合は以下の可能性が考えられます。
まず第一に、栄養不足による抜け毛があります。
栄養が足りていないせいで、抜け毛の時期ではないのに、急に抜け毛が増えることがあります。
次に、アレルギー症状として抜け毛が発生することがあります。
抜け毛の増加に加え、皮膚が赤く炎症していたり、犬がかゆがっているというような症状があれば、アレルギーが原因の可能性が非常に高くなります。
食べ物が起因のアレルギーかもしれませんし、花粉などの空気物質に含まれるアレルギーかもしれません。
いずれも、家庭での判断や対処が難しいため、動物病院へ連れて行き、診断を受けるとよいでしょう。
3つ目に、寄生虫や細菌が原因で抜け毛が増えることあります。
これらが起因となって感染症を引き起こし、皮膚にもなんらかの症状が出ていることが多いでしょう。
抜け毛だけではなく、皮膚に何か異常が出ていたら、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
ストレスでも抜け毛が増える
犬はとても繊細な生き物です。
留守番が長く寂しい、なかなか構ってもらえない、十分に走り回れないなどのストレスから、抜け毛が増えることもあります。
飼い主さんの気持ちに寄り添う優しい愛犬は、飼い主さんが受けたストレスを敏感に感じ取り、同様にストレスを受けてしまうこともあります。
生活環境や家族構成が変わるだけでも、犬にとって大きなストレスとなることだってあるのです。
ストレスで抜け毛が増える場合、体の一部だけ抜け毛が大量に発生したり、その部分だけ皮膚が赤くなっていることがあります。
このような症状を発見したら、一度病院で診てもらいましょう。
抜け毛がひどい場合の対処法
原因がわかっているなら、その原因を取り除くことで抜け毛を減らすことができますが、原因がわからない場合は一度病院を受診することで原因を突き止められます。
思い当たる原因があるのなら、それを一度取り除き様子を見ましょう。
アレルギー疑われる時は、まずはドッグフードを見直してみてはいかがでしょうか。
病気であってもなくても、抜け毛が多い時期にはしっかりブラッシングをして古い毛を取り除いてあげましょう。
定期的なブラッシングケアは皮膚病予防になりますし、におい対策や抜け毛の量を毎日チェックすることもできます。
飼い主さんと愛犬のコミュニケーションの時間を持つためにも、ぜひ每日のブラッシングを習慣づけてみましょう。