元気に育てるための子犬期の食生活のポイント

子犬の成長はとても早く、生まれてから半年で日に日にどんどん大きくなっていきます。
生後8〜10日で体重が2倍になり、4〜6ヶ月には成犬の体重の50%までになるのです。
この短期間で、骨格や筋肉などが作られて急速に成犬の体型になっていくので、この時期の栄養状態がとても重要です。

犬種ごと異なる子犬期

子犬期や成長のスピードは、主に犬のサイズによって変わってきます。
成犬時に体重が10kg以下の超小型犬〜小型犬は、約8ヶ月齢から成犬期になり、7歳から高齢期です。
成犬時に体重が10〜25kgの中型犬は、約12ヶ月齢から成犬期になり、6歳から高齢期です。
成犬時に体重が25kgの大型犬は、約18ヶ月齢から成犬期になり、5歳から高齢期です。
このように、犬はサイズや犬種によって各ライフステージの期間に違いがあります。
愛犬の子犬期を正しく把握して、この間は健康な成長のための食生活をさせてあげましょう。

ライフステージに合った栄養バランスのフードを選びましょう

子犬のフードには、発育を維持する高いエネルギー量、筋肉や体の組織を作る豊富なタンパク質が必要です。
この期間はまだ内蔵(消化器官)が未熟なため、生後2ヶ月までは1日4〜5回に分けて与え、2ヶ月半からは3回、2回と徐々に回数を減らしていきます。
さらに、消化性がよいものを選ぶことも大切です。

また、成長には良質で高エネルギーなフードが必要ですが、食べ過ぎには注意しましょう。
発育期に太ってしまうと肥満細胞が増え、大きくなってからも肥満のワンちゃんになってしまう危険性があります。
定期的に体が太っていないかチェックしながら、フードの量を調整していく事が大切です。

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