地震、洪水、台風、火山の噴火など、誰にも普段の生活が災害によって一転してしまう可能性があります。
避難用品を備えたり、避難場所や経路を確認している方も多いことでしょう。
しかし、どれだけ準備をしていても、実際に災害に遭ってしまった場合の不安はつきないものです。
犬や猫などを飼っている方なら、人だけでなくペットの安全まで気を使わなくてはいけないのですから尚更です。
不安を一つでも多く解消するために、どんな事前準備が必要か改めて考えてみましょう。
被災した場合をシミュレーションする
防災への備えは、まず、自分や家族の生活に照らし合わせ、家族で考え、意思疎通することから始まります。
被災をしたらどうなるのか、という具体的にシミュレーションします。
すると、家族それぞれ、想定される状況や個々で必要なことが異なっていることがわかるでしょう。
自分達の状況に合わせ、こういうケースはこうするべき、とルールを決めていくことが大切です。
自分と家族とペットの状況を整理する
・家族の年齢や状況
乳幼児や高齢者がいるなど
・家が一戸建てか、マンション/アパートなどの集合住宅か
・生活スタイル、行動パターン
勤務先、通学先の情報を洗い出し、ルートも確認を
・飼っているペットの種類と頭数
・飼っているペットの健康状態
年齢、持病の有無、投薬の有無、高齢で動きづらいなど
問題点を考える
上記で整理した家族の状況を確認しながら、さまざまな状況でどうするべきか具体的にシミュレーションします。
例)
・昼間は愛犬だけが留守番している
→家族と連絡の取りあい方、愛犬はどうするのか、誰がまず帰宅をするかなど
・大型犬が2頭いる
→家族が1人しか家にいない場合はどうするか、避難所につれていけるのか、連れていけないならどう対処するかなど
・重めの病気の愛犬がいる
→災害が起きたら避難所で介護できるか、薬の予備はあるかなど
このように、愛犬の状態や頭数によっても、さまざまな懸念点が浮かびます。
できる限り洗い出し、いざという時に困らないように家族で徹底的に話し合い、不安な点は解消しておきましょう。