子犬を上手に社会化して一人前に育てるポイント 3つ

「社会化」とは、子犬が人間の社会に適応できるように、人間社会の物事に慣れさせることです。
人間社会に馴染み、知らない人や犬を恐れず友好的に接することができる一人前のワンちゃんに育てるためには、どうしたらいいのでしょうか。
人見知り、犬見知りをせず、人間の社会に適応させるポイントを説明します。

人見知りをなくすポイント

犬の人見知りをなくすためには、さまざまな人に会わせて人と触れ合う楽しさを教えてあげることが大切です。
お散歩の途中で出会う人にお願いして撫でてもらったり、友人を招いて一緒に遊んだり、おやつをあげてもらうなどしてかわいがってもらいましょう。
子供や男性、作業服・工事現場の人などを怖がるケースが多いので、いろいろなタイプの人と触れ合って経験値を上げましょう。
お友達に、帽子をかぶるなど普段と異なる格好をしてもらい、さまざまな種類の人に慣れさせていくとよいでしょう。

犬見知りをなくすポイント

子犬の集まるパピーパーティーに参加したり、ドッグランなど犬が集まる場所に連れていきましょう。
普段の散歩でも、近所のワンちゃん達が集まるようなスポットを見つけて仲間入りをしてみます。
プロの指導のもとで犬同士の交流の機会を得られるパピーパーティーや、犬の幼稚園を利用する方法もあります。
親・兄弟から早く離された犬は、他の犬との接し方がわからない場合があるので、初めのうちは慎重に引き合わせます。

いろいろなものに慣れさせるポイント

普段からさまざまな状況を体験させ、経験値を積ませていきます。
外の世界には、子犬の知らない音、物、動き、においで溢れています。
苦手意識を持ってしまう前に、さまざまな刺激に意図的に体験させます。
嫌がる、怖がる、警戒するような素振りをしたら、抱っこして対象物に無理のない範囲で少しずつ近づき、都度褒めて、徐々に慣らしていきます。
トラウマを与えてしまわないように、無理強いは決してしないようにしましょう。
また、飼い主さんが穏やかで落ち着いた態度であれば、子犬も安心することができます。

タグ: