愛犬をリードをつけずに自由に遊ばせることができるドッグランですが、ほかの犬もいる以上、気をつけるべきマナーがあります。
ドッグランの利用規約には必ず目を通し、ルールとマナーを守って楽しい時間にしましょう。
予防接種を済ませる
狂犬病予防接種はもちろん、混合ワクチン接種が終わってからドッグランデビューをしましょう。
ほかの犬との接触で病気に感染しないためと、逆に病気をうつしてしまわないためです。
メスの場合は、発情期には連れて行かないようにします。
オスは発情期のメスに反応するので、交尾をしてしまう可能性があります。
交配を望んでいない場合は、早めに避妊手術をしておきましょう。
いくら元気でも、皮膚病を持っている犬は連れて行かないようにします。
皮膚病はさまざまな感染経路を持っており、ほかの犬に感染しやすく迷惑となります。
ケンカにならないために気をつけること
ドッグランでいきなりリードを外すと、興奮状態になった愛犬がほかの犬を追いかけまわしたり喧嘩を始めるかもしれません。
まずはリードをしたままドッグランの中をしばらく歩き、ほかの犬に挨拶させます。
愛犬が落ち着いたらリードを外しましょう。
それでも制御がきかない場合はドッグランデビューには早かったということです。
呼び戻す「おいで」と、制止する「待て」をできるようにしておきましょう。
おやつやおもちゃを持ち込まないようにします。
ほかの犬が反応し、取り合ってケンカになるかもしれません。
もし、ケガをさせてしまったら、おやつを持ち込んだ飼い主の責任になります。
おしっこ、ウンチはさせない
ドッグランに限らず、排泄物の処理は最低限のマナーです。
ドッグランに入る前に済ませておきましょう。
もし、してしまったときのために、ビニール袋やティッシュペーパーは持参します。
おしっこならば水をかけて流しましょう。
排泄物を放っておくと、ほかの犬のマーキングを誘発する原因にもなります。
目を離さない
多頭飼いしている飼い主さんは、目の行き届く頭数だけ連れていきましょう。
人気のドッグランではほかの飼い主さんや犬もたくさんおり、特に愛犬が小型犬ならほかの飼い主さんが気づかないうちに足にぶつかったり踏まれたりしてしまう危険性もあります。
ケガや事故をしないように、ドッグランでも目を離さないようにします。
犬同士が順位を決めるマウンティングは初めての犬には失礼な行為です。
もし愛犬がマウンティングしそうになったら、すぐにやめさせてください。
小型犬と大型犬で、スペースを分けているドッグランも増えてきました。
小型犬と大型犬が同一のエリアの場合、夢中で遊んでいると、大型犬が小型犬の存在に気づかずケガをしてしまう場合があります。
また、気性の荒い大型犬などの場合、小型犬を襲ったりおもちゃ代わりに噛み付いたりする危険性もあります。
飼っている犬がどちらの場合でも、事故のないようにくれぐれも目を離さず細心の注意を払いましょう。