犬は皮膚病になりやすく、かゆくても手でかけないことから壁などにこすりつけて肌を傷つけ、悪化しやすいといわれています。
フケは人間にもある症状ですが、犬のフケはもしかしたら皮膚の病気であるサインかもしれません。
犬のフケについて正しい知識を知り、普段からケアを怠らないように気をつけてあげましょう。
犬のフケは人間の症状と同じ
人間にもフケという症状があります。
皮膚の代謝を行う過程で新しい皮膚が作られる際に古い皮膚が剥がれ落ち、その古い皮膚が落ちた時にぽろぽろと剥がれたものをフケといいます。
これは毎日誰でもできる症状であり、フケがあっても問題はありません。
さわると手につくほど目立つようなフケは問題がありますが、思春期には頭皮からフケが出るなどよくある話。
犬も人と同じように毎日皮膚が作り替えられているので、少しずつですがフケは発生しています。
犬のフケが増える原因
抜け毛が多い犬種になると「大丈夫なのか」と飼い主が不安になるほどフケが目立つ子もいます。
古い皮膚が剥がれ落ち、毛にひっついてしまうのでどうしても目立ってしまうのです。
毛並みの問題でないのなら、他にフケが増える原因が隠れているのかもしれません。
例えば、乾燥する季節には私たち人間もそうですが、肌が感想したり、荒れてカサカサになります。
犬も同じように、乾燥による痒みから、いつも以上に掻きむしってしまいフケが大量発生している可能性がありmす。
その他に強いストレスを受けた時にフケが増えるといわれています。カビやダニ、ノミなども原因の一つです。乾燥もそうですが、皮膚に対して何らかの障害がおこると、フケが大量に発生してしまいます。
犬のフケを対策する方法
毛が長い犬種やトイプードル、シーズーなどトリミングが必要な犬種は定期的にシャンプーケアをしますが、毛が濡れているまま放置すると、肌が乾燥してしまいフケが多くなるといわれています。
トリミングサロンへ連れていきシャンプーをしてもらった場合は大丈夫かもしれませんが、自宅でセルフシャンプーやお手入れをする場合や、特に夏場などに自宅で水浴びをさせる場合など、ちゃんと毛を乾かし、湿ったまま放置をしないようにすれば、フケもおさまるでしょう。
ストレスによってフケが増えている場合は、ストレスを解消してあげることが一番。
ワンちゃんの最適なストレス解消法は、しっかり運動をさせてあげることです。
ドッグランなど広々とした芝生に連れていくと、わんちゃんはしっかり走り回ってストレス解消をすることができます。
特に大型犬はフケに悩まされることが多いので、狭い家に閉じ込めたままではなく、定期的に広い環境へ連れていき十分に運動をさせてあげましょう。
毛をちゃんと乾かしていたり、十分な運動をしていてもフケが目立つ場合は、何かしらの皮膚の疾患がある可能性があります。
皮膚の炎症を目視できたり、愛犬が痒がってよく掻いているような場合は、早めに獣医さんに診せましょう。