シニア犬の病気:排泄時にわかりやすいもの

犬も高齢になると様々な病気にかかりやすくなり、若い頃よりも十分な健康管理や定期的な健康診断が必要です。
ここでは、おしっこやうんちの排泄時に気づきやすいものをご紹介します。
特徴や症状を知っておけば、飼い主さんが早い内に気づけることで早めに治療をしてあげられます。
特にシニア犬になると、回復力が弱まり完治まで時間がかかるので、早期発見・治療に取り組み、初期段階のうちから治していく事が大切です。

糖尿病

犬が糖尿病になると、通常よりたくさん水を飲み、たくさんおしっこをするようになり、目に見えて痩せてきます。
糖尿病の原因の多くは肥満によるインスリンの分泌不足で、糖尿病にかかったら毎日不足分のインスリンを決まった時間に注射で投与する必要があります。
場合によっては、急なショック症状で突然死んでしなう事があるので甘く見てはいけません。
若い頃から食事と体重の管理を行い、適切な運動を心がける事で、糖尿病を予防できます。

前立腺肥大

前立腺肥大はオス犬に発症する病気で、前立腺が肥大して尿道を圧迫し、おしっこに時間がかかるようになります。
その結果、膀胱炎や腎不全に繋がる事もあるので注意が必要です。
軽度の場合は去勢手術や投薬で治療できますが、重度の場合は前立腺の摘出手術が必要になります。
若いうちに去勢手術を済ませておく事で予防できます。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症は、出産をした事がない5歳以上のメス犬が発症しやすい病気です。
子宮の中に膿がたまり、初期段階は水をたくさん飲むようになります。
病状が悪化すると、食用と元気が急激になくなり、腎不全を併発したり、ショック症状で死んでしまう危険性があります。
多くの場合は、子宮と卵巣を手術でで摘出して対処します。
若いうちに避妊手術を済ませておく事で予防できます。

 

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