熱中症になりやすい犬の特徴

近年は5月でも夏日になったりと、春からも十分な熱中症の注意が必要な気候になっています。
人が暑くて喉が渇くなぁと感じる陽気であれば、ワンちゃんも熱中症にかかってしまう可能性が高くなっています。
ここでは、熱中症にかかりやすい子の特徴を知っておき、愛犬が該当するようであれば、春先から早めに熱中症を警戒し、予防策をしておく必要があります。

⇒暑さを乗り切るために、知っておきたい熱中症対策

犬種による熱中症のかかりやすさ

バグやブルドッグ系、ボストン・テリアなど、鼻先(マズル)が短い犬種は、構造上、スムーズな呼吸がしづらく、呼吸による体温調節が他の犬種に比べて苦手なため、熱中症にかかりやすいと言えます。
また、原産地が北方の犬は体が厚い被毛で覆われているため、被毛が薄い犬よりも暑さに耐え難く、熱中症にかかりやすくなります。

体型による熱中症のかかりやすさ

肥満気味の子は、標準体型の子よりも熱中症にかかりやすくなります。
首の周りの脂肪は、喉や呼吸の通り道である気管を圧迫し、呼吸がしづらくなって体温調節がじょうずにできません。
また、体を覆う皮下脂肪が熱を閉じ込めるため、夏場は体の中に熱を溜め込んで体温の上昇に繋がります。

年齢による熱中症のかかりやすさ

成犬に比べ、子犬やシニア犬は熱中症の可能性が高まります。
子犬の場合、まだ自分で体温調節が上手くできません。
季節の変わり目や朝夕の寒暖差が大きい時期は、熱中症だけでなく体調を崩しやすいので注意が必要です。
シニア犬の場合、体温調節機能が衰え、子犬と同様に温度変化に対応しきれなくなっていきます。
子犬やシニア犬がいるお宅は、普段からできるだけ室温の温度差があまりないように適温を保つように心がけましょう。

 

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