人間の場合、人によっては便秘は身近なもので、病気ではなく命に関わることも稀な症状です。
それでは、犬・猫の便秘はどのようなものでしょうか?
人とペットは体の構造が違うため、便秘のなりやすさからケアの仕方も違います。
犬・猫の便秘について知り、健康寿命をサポートしてあげましょう。
犬の便秘
犬は、体の構造上、本来あまり便秘にはなりません。
腹部の筋肉でうんちを押し出す力が強く、うんちがたまりにくいのです。
このため、普段から大げさに便秘の心配をする必要はありません。
しかし、病気が原因で便秘になることがあります。
会陰ヘルニアや前立腺肥大症、腸やその周辺の腫瘍などで腸が物理的圧迫を受けることにより、うんちをすることが非常に困難になることがあります。
排便しづらくなると、うんちの時に普段以上に力むため、食欲不振や嘔吐を伴うこともあります。
このような場合は、犬の健康状態がどんどんと低下していくため、なるべく早く獣医師さんの診断を受けましょう。
猫の便秘
猫は、体の構造上、うんちを押し出す力が弱く、さらにナイーブなため環境が変わったりストレスを感じるとうんちが滞ってしまうことがあります。
また、毛づくろいで飲み込んだ毛が腸内で便と一緒になって固まり、便秘になりやすい傾向があります。
通常のうんちの間隔と比べてあまりにも便秘が続く場合は、獣医師さんの診断を受けましょう。
腸内環境を整えて便秘対策
犬は便秘になりにくいといえ、普段の食事で腸内環境のケアをしておくことは、愛犬の長期的な健康寿命に効果的です。
免疫ミルクや機能性ミルクを食事に取り入れると、腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりと、健康維持のサポートができます。
免疫ミルクとは、犬の抵抗力を高めるミルクIgGを含有したミルク製品で、腸内環境を整えるだけでなく、皮膚炎、口内炎、食欲がない、シニア犬、関節炎、手術後などに効果的です。
免疫ミルクを愛犬に与える前には、獣医師さんの指示を受けるようにしましょう。