毎日できる、愛犬の健康チェックのポイント【2】

日頃からワンちゃんの体の状態をチェックする事で、愛犬の健康状態を管理してあげられます。
体を見たり触れることで病気のサインにいち早く気づき、早期治療や予防に繋がるのです。
違和感があったり、不調が長引いていたりすぐに改善しないようであれば、早めに獣医さんに診せに行きましょう。

⇒毎日できる、愛犬の健康チェックのポイント【1】

皮膚

■肥満チェック
肋骨の後ろから両手を回し、腹部を軽く押すように触ってみます。
肋骨のあたりを触って、指で感じられるようなら問題ありません。
肋骨が触って確認できないようであれば、太りすぎのサインです。
ダイエットに取り組む前には獣医さんに相談して、愛犬に合った無理のない減量方法を実践していきましょう。

⇒無理なくダイエットを成功させるためのステップ

■炎症や外傷、疾患のチェック
被毛が長い子は、外から見てすぐに外傷や皮膚の湿疹に気づかない事があります。
よく舐めたり掻いたり気にする素振りがある箇所があれば、毛を避けて確認してみましょう。
傷がついている、湿疹やできものがある、腫れているといった症状があれば注意が必要です。
炎症は皮膚病の可能性があり、晴れている箇所に触れられるのを嫌がるようであれば腫瘍などが考えられます。
いずれも早めに獣医さんに診断を仰ぎましょう。

手足

立っている時の姿勢や歩き方がおかしい、嫌がるような場合は、足や腰の不調が疑われます。
まずは足の裏に怪我などがないか確認し、外から見て原因がわからないようであれば病院で診てもらいましょう。
特に小型犬は、膝蓋骨脱臼(膝のお皿が外れる症状)を持っている子がたくさんいます。
他にも、骨折や関節・脊髄の病気の可能性があります。
また、シニア犬になると足腰の関節や筋肉が衰え、足元がフラつくようになってきます。

排泄

おしっこやうんちの状態は、体内の不調をいち早く知ることができるポイントです。
普段からおしっこやうんちをよく見ないで処理してしまわずに、しっかりと確認する癖をつけましょう。
色やにおい、回数、量に変化があれば、体内の異変や異常のサインです。
特に、頻尿になる、排泄物に血が混じる、下痢や軟便が続いているような時は要注意です。
さらに、尿が出ない、下血といった症状の場合は、早急に病院へ行きましょう。

様子

発作や痙攣が起きた時は、脳や神経系の病気、低血糖、尿毒症、なんらかの中毒が疑われます。
生命に関わる危険性もあるので、迅速にかかりつけの獣医さんに指示を仰いで適切な処置をし、病院に連れていきましょう。
発作がおさまってから愛犬が普通の状態に戻っても、神経系の病菌は深刻なケースに発展する可能性があるので、しっかり検査をしてください。

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