犬も、人間のように年齢域によってかかりやすい病気があります。
成犬〜シニア犬は、以下の病気にかかりやすいので注意しましょう。
泌尿器系の疾患
犬は膀胱炎にかかると、多飲、多渇といって水分をたくさんとるようになります。
そのため多尿、頻尿になり、また尿は濁って臭う場合が多いでしょう。
早めに完治しておかないと、炎症が腎臓まで広がって腎炎や腎盂炎になってしまいます。
尿道や膀胱、腎臓の結石も頻度の高い病気で、尿が出づらい、血尿などの症状があります。
おしっこは日常的に確認できる行為なので、回数の変化や色、濁り、出づらい、尿道の周りを舐めたり気にするような素振りがあるような異常がある場合は、すみやかに獣医師に診せましょう。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺のホルモン分泌機能が低下する病気です。
肥満や皮膚が黒くなる(色素沈着)、脱毛、むくみなどが起こります。
糖尿病
水分を多くとる多飲、多渇、多尿は、泌尿器系の疾患だけでなく糖尿病の疑いもあります。
尿と血液検査を受けることで正しい診断できるので、異常が見られたら病院へ行きましょう。
その他
フィラリアが原因となる心臓病、肛門嚢炎、外耳炎、糖尿病子宮蓄膿症などがあります。
普段と様子が違ったり、頻繁に体の特定の箇所を気にする素振りを見せたり、痛がったり、元気がないような異常が見られたら、獣医師に相談しましょう。
シニア犬に多い病気
シニア犬になると、体の衰えとともにいろいろな症状が出てきます。
歯槽膿漏、白内障、膀胱炎、腎臓病、腫瘍、心臓病などがシニア犬に多く発症する病気です。
新陳代謝が落ち太りやすくなるので、肥満予防を意識した食事の管理をしましょう。
予防接種も忘れず行い、季節ごとの適切な環境と健康管理にもこれまで以上に気を使ってあげましょう。