犬・猫の下痢はよくある症状ですが、ある日急に下痢になると飼い主さんは驚いてしまうものです。
下痢のうんちの状態を見ることで、ある程度愛犬・愛猫の健康状態を判別することができます。
毎日のうんちのチェックは、ペットの健康・体調管理に欠かせません。
健康状態に異常や不安が見られる場合は、病院に連れて行くなどの迅速な対処が必要になります。
下痢のうんちの状態による違い
下痢は大きく分けて、食べ物を消化・吸収する小腸か、水分を吸収する大腸で起きている場合があります。
●小腸で起きている場合
・うんちの回数が変わらないが、ゆるい。
・うんちの回数は変わらないが、量が増えた。
・うんちが黒いタール状だ
・犬・猫の体重が減った
●大腸で起きている場合
・うんちにゼラチン状の粘膜や血が混じっている
・うんちに血が混じっている
・うんちの量が少なく、回数が多い
・うんちの量は変わらないが、回数が多い
不安な状態なら早めの対処を
下痢が1日でおさまり、その後は食欲が通常通りで元気もある場合は、一過性であるとみてよいでしょう。
長引かないのであれば多くは一過性のもので、しばらく様子を見て問題なければ大丈夫といえます。
2日以上下痢が続いていたり、下痢だけでなく嘔吐をする、食欲がなくなった、元気がなくうずくまっているような場合は、すぐに病院に連れて行きましょう。
犬・猫の下痢で疑われる病気は「急に下痢になった!どうして?犬・猫の下痢の原因を知ろう」をご覧ください。