初めて犬を飼う人もそうでない人も、子犬育てはうまくいかないことがたくさんあります。
子犬を育てる際に、必ず問題になる3つのトラブルとその対処法をご紹介します。
子犬を迎えて間もなく、思うようにいかないことがたくさん発生するでしょう。
しかし、しつけは最初が肝心です。
特に、気が強い犬種の場合、イエス・ノーをはっきりさせないと、飼い主の言うことを聞かなくなったりワガママな子に育ってしまいがちです。
しつけを途中で諦めると、なめられて成犬になってからも手がかかってしまうでしょう。
神経質にならず、気長に、焦らず、忍耐強く取り組むことが肝心です。
【1】トイレ
トイレのしつけは、賢い犬種でも習得に個体差があります。
ほとんど教えなくてもマスターしてしまう子から、なかなか覚えられない子、できたりできなかったりとムラがある子までさまざまです。
トイレの失敗を怒るのは厳禁です。
犬が、排泄行為そのものを怒られたと勘違いしてしまう可能性があります。
失敗してしまったら、しばらく無視し、犬が見ていない時にそっと片付けましょう。
起きたばかりや、床のにおいを嗅ぎながらぐるぐる回っている時がトイレのサインなので、このタイミングでトイレの場所に連れて行きます。
トイレでちゃんとできたら、しっかり褒めることを繰り返すと、トイレを覚えていきます。
トイレの場所をなかなか覚えてくれない場合は、トイレのしつけ用のスプレーを使って、トイレの場所に吹きかけておくと場所を覚えてくれやすいでしょう。
【2】夜鳴き
家に連れてきたばかりの子犬は、新しい環境の不安や親犬・兄弟犬から離れた寂しさから夜鳴きをすることがあります。
慣れるまでは、飼い主さんの気配を感じられたり、見えるところなどに寝床を用意して寝かせてあげましょう。
豆電球などをつけておき、見えるようにしておくのもよいでしょう。
鳴き始めたら、優しく声をかけて、寂しさや不安を解消してあげます。
【3】いたずら
子犬が新しい環境に順応しはじめると、好奇心が強い犬種は家の中をめいっぱい探索します。
小さい子犬が入り込んでしまわないように、家具の隙間はあらかじめ塞いでおきましょう。
子犬は、とにかくいろんなものを口に入れて噛んで遊びます。
革製品も犬用のガムも関係なく口に入れますので、貴重品などは子犬の届かないところに置きましょう。
また、誤飲には十分注意を払いましょう。
飲み込んだ物次第では、命に関わります。
飲み込んでしまう危険のあるサイズの物も、なるべく子犬の届かないところに置いておきます。
齧られては困るケーブルやコンセントの類は、齧るのを防止する苦味成分のスプレーをかけておくと効果的です。
また、あらかじめかじっても問題のないサイズのおもちゃを与えておきましょう。
怒るだけではだめ
子犬を育てる時、しつける時の基本は、褒めることです。
もちろん、だめな時はしっかり「ノー」を示しながら、ちゃんとできた時は十分褒めましょう。
むやみに怒ったり、きまぐれに感情をぶつけるたけでは子犬には正しいイエス/ノーが伝わりません。