ヨークシャー・テリアがかかりやすい病気

ヨークシャー・テリアは、イギリスのヨークシャー地方原産の愛玩犬で、ヨーキーという愛称で親しまれています。
本来は、ネズミ捕りのための狩猟犬として作られた歴史があります。

チワワに次ぐ小型な犬種であり、成長しても2~3kg程度が標準とされていますが、マンチェスター・テリアやマルチーズなど様々な犬種の交配によるものであることから、時折7kg程までの大きな個体が現れることもあります。

ジャパンケネルクラブ調べの人気犬種ランキングでは、長い間トップ10にランクインしており、安定的に人気の高い犬種です。

ヨークシャー・テリアの特徴

体高

オス、メスともに15〜18cm

体重

オス、メスともに3kg前後

原産国

イングランド(イギリス)

特徴

19世紀中頃、イギリスのヨークシャーの紡績工場で働く人達によって、ネズミを捕獲するために作り出された犬種。
元気がよく、よく遊ぶ。
表情が豊かで愛らしい外見から、動く宝石とも呼ばれている。
忍耐力があり、知的で勇猛な一面もある。

なりやすい病気

呼吸器系:
軟口蓋過長症(軟口蓋が長く伸びて、息を吸う時に気道を塞ぐ)
気管虚脱(気管の強度が失われて潰れる)

消化器系:
門脈体循環短絡症(門脈シャント、異常なバイパス血管が存在する)

泌尿器系疾患:
シュウ酸カルシウム結石、シスチン結石

神経系疾患:
発育障害(水頭症)

感覚器系疾患:
水晶体脱臼(水晶体の位置がずれるなど)
網膜形成不全(多くが先天的なもの)

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