暑い季節、気をつけていても、予想外の気温や湿度の上昇で、犬が熱中症にかかってしまう事があります。
愛犬が熱中症にかかってしまったら、まずは落ち着いて犬の症状を確認し、適切な処置を行いましょう。
一刻も早く動物病院へ
熱中症にかかると、急激に体温が上昇します。
ハァハァと苦しそうな呼吸になり、大量のよだれ、嘔吐や下痢、震え、痙攣が起き、最悪の場合は命を落としてしまいます。
何はともあれ、熱中症が疑われたら、症状の重度問わず一刻も早く動物病院に連れていく事が必要です。
ちょっと休めば大丈夫かな?と様子を見ているうちに、症状がどんどん悪化していく事も珍しくありません。
かかりつけの病院か、なるべく早く診てもらえる近くの病院に連れていきましょう。
意識がある場合
病院に向かう間にも、水を飲ませたり、冷たい水を体にかけたりしながら、犬の体温を下げるようにします。
血管を冷やしやすい脇の下や後ろ足の付け根などを重点的に冷やすと効果的です。
意識がない場合
病院に向かう間、冷たい水で濡らしたタオルで体を覆って体温を下げます。
この時、保冷剤やアイスノンのような冷却製品などは使わないようにします。
急激に温度を下げすぎる事も危険なのです。
意識がない場合は症状が重度ですから、一刻も早く病院に連れていくようにしましょう。