うちの子は花粉症?愛犬のアレルギーチェック

アレルギーは、人間だけの病気ではありません。
犬や猫も、食べ物やハウスダスト、カビ、ダニ、花粉などの特定のアレルゲンにアレルギー反応を起こし、アレルギー性皮膚炎(アトピー)になります。

アレルギーの気づき方

犬や猫のアレルギー症状は、主に皮膚に炎症が現れます。
人間のアトピー性皮膚炎と同様、皮膚の薄いところに炎症ができて痒くなるので、アトピーを起こすと患部を掻くようになります。
年間を通して痒がるようなら、食べ物やハウスダストなど普段の生活環境にアレルゲンがあることが疑われます。

痒みに季節性がある場合は、花粉が原因のアレルギーである可能性があります。
2〜3月頃は、4〜5月頃ならヒノキ、5〜6月頃はカモガヤ、8〜10月頃はブタクサが疑わしいでしょう。
特定の時期に炎症がある場合は、散歩中や家の人が帰宅した時に痒がっていないか注意して見ましょう。

食べ物に注意

杉花粉にアレルギー反応を起こす犬が、トマトを食べることで同じようなアレルギー反応を起こしたという報告があります。
これは、トマトの成分に杉花粉と構造的に似ているために起こるもので、交差抗原といいます。
このほかにもブタクサとスイカ、セロリ、ヨモギとニンジンなどが発見されています。
花粉にアレルギー反応を持つ子の場合、食べ物にも十分気をつけたほうがよいでしょう。

花粉症のチェック

□時期的に痒みが起こる
□散歩やお出かけ中、または帰ってきた後に痒みが発症する
□花粉の時期に、家族が帰宅すると痒みが発症する
□トマトを食べると痒みが出る

チェック項目に1つでも当てはまるようなら、花粉症の可能性があります。
アレルギーの治療は、まずはアレルゲンを特定することが大切です。
ワンちゃん、ネコちゃんに花粉症のような症状が出たら、なるべく早めに獣医さんに診察を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。

タグ: