ボーダー・コリーがかかりやすい病気

ボーダー・コリーは、イギリス原産の中型犬です。
“ボーダー”の名前は、原産地がイングランドとスコットランド、ウェールズの国境(ボーダー)地域であることに由来しています。
ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、全ての犬の中で最も知能が高いとされ、その賢さから牧羊犬として世界で最も活用されています。
また、運動・訓練性能も高く、アジリティ、ディスクドッグ競技、フライボール、ドッグダンスなどドッグスポーツを楽しめる犬種としても有名です。

8世紀後半から11世紀にかけて、バイキングがスカンジナヴィア半島からイギリスへ持ち込んだトナカイ用の牧畜犬が、ボーダー・コリーのルーツと考えられています。
その後、イギリス在来の犬種と交雑しながら、牧羊犬としてイギリスの羊毛生産を支える重要な役割を果たしてきました。
一部はオーストラリアやニュージーランドに持ち込まれ、イギリスと同様に牧羊犬に用いられるようになりました。
今もなお牧羊が国の主要産業であるこの2ヶ国では、多大な貢献をしています。

ボーダー・コリーの特徴

体高

オス、メスともに53cm前後

体重

14~22kg

原産国

イギリス

特徴

牧羊犬としての能力が抜群に優れ、仕事の確実性や判断力、賢さ、粘り強さを兼ね備えています。
羊を気遣う優しさも持ち合わせています。
使役犬に有用なスタミナや活発な性格、機敏さ、運動好きという性質上、都会の狭い家の中で飼うのは不向きです。
散歩だけでなく、広い場所で十分に運動をさせてあげられない場合、ストレスがたまり、凶暴になったり噛みつきなどの問題行動を起こす場合があります。

なりやすい病気

股関節形成不全(遺伝性)
肘関節異形性(遺伝性)
セロイドリポフスチン症
グレーコリー症候群
停滞睾丸
強膜欠損症
コリーアイ症候群
水晶体脱臼
難聴

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