とっても怖い犬の伝染病と、予防の大切さを知ろう

愛犬の末永い健康維持のために、予防接種は欠かせません。
犬の伝染性の病気は治療が困難で、死に至る危険なものもあります。
しかし、獣医学の進歩のおかげで、伝染病の予防薬やワクチン接種を行うことで、主な伝染病は予防することができます。
犬の伝染病の中でも最も有名な「狂犬病」は、人間にも感染する恐ろしい病気ですが、予防接種を受けていれば感染することはありません。
「狂犬病予防」「混合ワクチン」「フィラリア症予防」の3つを忘れずに、毎年春の狂犬病予防のタイミングで動物病院でまとめてお願いしましょう。

狂犬病

狂犬病ウィルスに感染することにより発症し、人間にも感染します。
発症するとほぼ100%の確率で死に至る恐ろしい病気です。
日本はもちろん、世界中で予防が行われています。

ジステンパー

感染すると、発熱、目やに、鼻水などのさまざまな症状が起こります。
病気が進行すると神経が侵され、死亡するケースもあります。

犬伝染性肝炎

感染した犬の糞尿、食器などを媒介して感染します。
軽いものから重篤なものまでケースはさまざまですが、一般的には約一週間の潜伏期間の後に高熱が出ます。

レプストピラ症

感染すると腎炎になり、尿毒症が起きます。
さらに進行すると、嘔吐、下痢、血便などの症状が現れます。

パルボウイルス感染症

子犬の頃に感染すると、致死率がとても高く、感染力が強い特徴を持っています。
急に激しい嘔吐を起こし、下痢を繰り返して脱水症状になります。

フィラリア症

フィラリアが寄生した犬の血を蚊が吸うことで感染し、蚊が活動する時期が感染の危険性がある期間です。
心臓肥大や肝硬変などの症状が現れ、初期は軽い咳程度ですが次第に運動を嫌がるようになり痩せていきます。
感染してしまうと、犬の体から完全にフィラリアを駆除することは難しく、長期の投薬治療が必要で犬の体に大変負担となります。
最悪の場合、死に至ります。

 

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