【しつけ】犬との旅行を快適に楽しむためにしつけておきたい3つのポイント

楽しい愛犬との旅行ですが、あらかじめ以下の内容をしつけておけば、トラブルも少なく快適な旅行となるでしょう。

欠かすことのできないトイレや、ほかの人も出入りする慣れないレストランでの食事、部屋で待たせる場合のしつけ方法を知っておきましょう。

トイレトレーニング

まずは、愛犬のトイレの時間を把握します。
朝起きてすぐ、ご飯の後の何時間後、運動後、などさまざまです。
特に子犬の場合は、トイレを我慢できる時間は「月齢+1時間」と言われています。
我慢させなくてもいいように、トイレ休憩の時間をまめに設定してあげましょう。

さらに、トイレの失敗がないようにするには、号令(合図)で排泄するようトレーニングします。
トイレシートを広げ、決まった掛け声や合図で排泄できるようにします。
排泄中はあまり注視せず、トイレの合図を落ち着いた調子で掛けてあげます。
そして、トイレを上手にできたらたっぷり褒めることです。
最初はなかなか難しいですが、繰り返すことで合図によってトイレができるようになります。
旅行へ行くしばらく前からトレーニングしておきましょう。

適切なトイレトレーニングをしておくことで、車の中やホテルでの粗相の心配がなくなります。
ポイントは、子犬の頃から練習して身につけさせることと、失敗しても決して叱らず、成功したらちゃんと褒めてあげることです。

食事中は待たせる

次に、食事のトレーニングです。

日頃から人の食べる物は与えず、飼い主さんが食事中の間は側で「伏せ」の体勢で待たせます。
人の食事が終わった後に、必ず愛犬専用の食器でご飯をあげましょう。あげる前に、ご飯をおとなしく待てたことを褒めてあげることを忘れずに。
ご飯の時間は決めておき、なるべく毎日同じ時間に食べるのが好ましいです。

犬が伏せのまま待てなかったり、テーブルに足をかけたら、叱るようにします。
家族に1人でも犬に甘い人がいるとしつけはうまくいきません。
誰かがご飯を人間の食事中にあげてしまったりすると、犬は自分のご飯を待てなくなってしまいます。
全員で同じように接し、食事は待つものだというルールを教えます。

このように、普段から食事のトレーニングを徹底しておけば、レストランなどで食べ物を欲しがって鳴いたり暴れたりして、周りのお客様に迷惑をかけるようなことを防げます。

部屋で待てるようにする

ホテルなど宿泊施設の部屋で愛犬をお留守番させる場合、ケージ(クレート)に入れて待たせることが多いでしょう。
この場合、子犬の頃からケージ(クレート)に慣れさせておくことが重要になります。

まずは、ケージに入った時におやつをあげるようにします。
ケージは嫌な場所ではなく、おやつをもらえる嬉しいところ、と認識させるのです。
犬は、もともと穴蔵のようなところを好むため、叱ったときに「ハウス!」と入れるのではなく、褒める時に活用すると効果的です。

部屋のドアを開けたままにして、お気に入りの毛布などをケージに入れて練習します。
だんだんケージの中にいられるようになり、ドアを閉められても平気になったら成功です。

これで、旅先の宿泊施設の部屋で犬を一人で待たせなければならない場合も、安心してケージで待たせることができます。

 
これらのしつけは、旅先に限らず日頃の生活の中で行っていれば、普段から飼い主さん、愛犬が共にさらに快適に過ごせるようになります。
できるだけ子犬のうちからトレーニングして、愛犬と過ごす楽しい生活を意識的に作っていきましょう。

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