ポメラニアンがかかりやすい病気

ポメラニアンは、ドイツ原産のスピッツ、サモエドに由来する愛玩犬の一種。
ポメラニアンという名前は、原産地のバルト海南岸のポメラニア地方にちなんでいます。

17世紀以降、多くの王族が飼育を始めたことでポメラニアンは世界に広まっていきました。
19世紀後半、愛犬家である英国のヴィクトリア女王がポメラニアンを愛好し、小型化の繁殖が進められて世界的な人気犬種となっていきます。
近年、アメリカでは飼育数が常に上位15位内に入っており、世界的な小型犬の流行に一役買っています。

ポメラニアンはフレンドリーで活発、甘えん坊です。
飼い主に強く依存し、しつけがされていない場合は飼い主と離れることに大きなストレスを抱えることがあります。
繊細で、不慣れな外的刺激に対して吠えやすく、無駄吠えの習性がついてしまうことがあります。
知性が高くしつけやすいので、適切なしつけを行えば問題行動をなくし、素晴らしい家庭犬になるでしょう。

ポメラニアンの特徴

体高

オス、メスともに18〜22cm程度

体重

オス、メスともに1.8〜2.3kg

原産国

ドイツ

特徴

本来は大型の牧羊犬として使役していたが、ドイツのポメラニア地方で小型化された。
19世紀後半、ヴィクトリア女王の寵愛を受けて世界的に人気を博した。
小さく可愛らしい見た目だが、大型犬の頃の勇敢な気性は健在で、自分より大きな犬にも果敢に向かっていく一面も。

なりやすい病気

循環器系疾患:
動脈管開存症(先天性の心臓病、胎生期の血管が遺残している)

呼吸器系疾患:
気管虚脱(気管の強度が失われ、つぶれてしまう)

感覚器系疾患:
睫毛乱生(まつげが角膜に向かってはえる)
流涙症(涙が涙点ではないところから溢れる)

皮膚疾患:
脱毛症X(アロペシアX、不妊手術前後に症状が現れることが多く、四肢と頭部以外の部位で脱毛がある)

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