ウェルシュ・コーギー・ペンブロークがかかりやすい病気

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、イギリスのウェールズ原産の牧羊犬で、コーギーという愛称で親しまれています。
牧羊犬として使役されてきましたが、古くはヘンリー2世の時代から、現在のエリザベス女王からも寵愛を受けているイギリス王室に関わりの深い犬種です。

耳が立ち、ダックスフンドのような胴長短足、骨太のがっしりとした骨格で、しっぽはとても短い特徴があります。
本来は筋肉質で体力があり、体毛はダブルコートで保温力に優れています。

頭がよく、好奇心旺盛で物覚えがよい犬種です。
元来、牛や羊などのかかとに噛み付いて、吠えながら追いかけるよう飼育されてきたため、散歩中の飼い主の足に噛み付くことがまれにあります。
社交的で飼い主にも従順な面もあるが、神経質な場合、咬傷事故もあります。
食欲旺盛で太りやすく、食事のコントロールと毎日の運動が適切に行なわれない場合、肥満になることも多くあります。
寒冷地が原産であるため、高温多湿の日本の夏に弱く、皮膚病を起こしやすいと言えます。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴

体高

オス、メスともに25〜30cm

体重

オス 10〜12キロ
メス 10〜11キロ

原産国

ウェールズ(イギリス)

特徴

牧羊犬として繁殖された。
ウェールズの農家では、昼は牧羊犬、夜は番犬として使役していた。
ずんぐりした体型だが、動きは機敏。
好奇心旺盛で観察眼も鋭く、人に対して細かい気遣いができる。
古くからイギリス王室に関わりが深い犬種である。

なりやすい病気

神経系疾患:
突発性顔面神経炎(顔面神経麻痺)

運動系疾患:
筋ジストロフィー(筋力が低下する遺伝性の疾患)
変性性脊髄症(原因不明のため治療方法が存在せず、発症から約3年で死に至る)

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