ミニチュア・ダックスフントがかかりやすい病気

ダックスフントは、ドイツ原産の犬種です。
巣穴の中にいるアナグマを狩る目的で手足が短く改良された狩猟犬で、日本でも大変人気があります。
ダックスフントは特に地下での狩猟に適するよう繁殖された歴史があり、ミニチュアとカニンヘンは19世紀頃にスタンダードが入ることのできない小さな穴に入り、ネズミやアナウサギなどを猟るために改良されて誕生しました。

現在日本では、主にミニチュア・ダックスフント、カニンヘン・ダックスフントが室内で飼いやすい愛玩犬としてとても人気があります。
現在ミニチュア・ダックスフントを飼っている人も、これから飼いたい人も知っておきたい、ミニチュア・ダックスフントのかかりやすい病気をご紹介します。

ミニチュア・ダックスフントの特徴

体高

21〜24cm

体重

5kg前後

特徴

穴にもぐり獲物を捕らえるために改良されたため、胴長で短足。
勇敢でスタミナがあり、動きも俊敏。
さらに、他の犬種より嗅覚が優れている。
飼い主の感情を察しやすく、愛玩犬としても優れている。

なりやすい病気

泌尿器系:シスチン結石

神経系:
椎間板ヘルニア、ナルコレプシー(発作性睡眠、日中、過度にうとうとする)

感覚器系:
類皮腫(角膜などに毛が生える)
瞳孔膜遺残(出生前になくなるはずの瞳孔膜が残っている)
パターン脱毛
耳介辺縁の脂漏症
増殖性血栓性壊死(血栓で耳の一部に壊死が起こる)

内分泌系:糖尿病(中年齢以降)

皮膚疾患:皮膚組織球腫(弱齢で発症し、硬くドーム状に盛り上がる腫瘍)

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