いつまでも健康な歯でいよう!犬の歯磨きの方法 3ステップ

犬はわが子と同じくらい、かけがえのない大切な家族です。
愛犬を飼う前に覚えておきたい、知っておきたいことはたくさんありますが、犬の健康維持に関しては特に気を使っていたいものです。

犬も人間同様虫歯や歯槽膿漏になります。
愛犬の歯の健康を守るのも飼い主の努め。
今日は、犬の歯磨きのステップを3つのポイントに分けてご紹介します。

愛犬の歯を磨くステップ

犬も歯磨きが好きな子と嫌いな子がいます。
犬を飼い始めたら、できるだけ歯磨きが好きな子に育てられるよう、歯を磨くステップを覚えておきましょう。

まず、歯を磨くためには口を開けてもらわないといけません。
犬は顔や口元を触られるのを嫌がるので、小さい頃から口元を優しくタッチしながら少しずつ慣らしていきます。
口元をそっとめくると前歯の歯茎が見えます。歯をぐっとくいしばったままでも前歯や犬歯を磨くことができるので、最初のうちはそっと磨けるように口を無理やりこじ開けないよう注意をします。
奥のほうに指を入れると奥歯までしっかり磨くことができます。
最初は少しずつ指を入れ、徐々に慣らしていきます。

口元を触ることに慣れてきたら、ガーゼを人差し指と中指に巻き付けて前歯から優しく磨いていきます。
ガーゼに慣れたら犬用歯ブラシに変えますが、基本は45度の角度で磨きます。
歯の磨き方は人間と同じですが、とがっている奥歯と犬歯以外は比較的均一に歯が並んでいます。
歯ブラシをくるくると回して磨いたり、左右に動かして磨きます。

歯ブラシを選ぶポイント

ガーゼに慣れるまでが大変ですし、ガーゼから歯ブラシに変えるのはもっと大変です。
このため、わんちゃんが心地よいと感じる歯ブラシを選んであげると、慣れるのも早くなるでしょう。
はじめての歯磨きには小さくて毛のやわらかい歯ブラシがおすすめです。
場合によっては、缶詰などの汁を歯ブラシにつけて磨いてあげるとすぐに慣れてくれるので、このような工夫をしていろんな歯ブラシを試してみるといいでしょう。

歯磨きを行う姿勢について

愛犬の歯を磨くときは、赤ちゃんの歯を磨くときと同じような姿勢で行います。
飼い主は足を前に伸ばして座り、その間にわんちゃんを仰向けに寝かせます。
しっかり脇や足を固定して、最初は口を閉じた状態で磨きます。

「歯磨きをするぞ!」と意気込むのではなく、じゃれて遊ぶような感覚で磨くと成功しやすいです。
また、歯みがきが終わったらご褒美におやつをあげると、歯みがきをすればご褒美がもらえると知り、歯みがきを嫌がらなくなることもあります。

慣れてきたら「歯磨きをする時間」も覚えてくれるので、いつも同じ姿勢で磨いているとその時間になればごろんと寝転がってくれるなど、わんちゃんのほうから協力的になってくれるかもしれません。

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