犬がため息をつく理由は?その意味とは?

普段私たち人間は、食べた後や飲んだ後、疲れた時や一息つきたい時などに、ふーっとため息をつくことがあります。
何か悩みごとがある時なども、ため息が出てしまうこともありますね。

犬を飼っている方はお気づきかもしれませんが、実は犬も人間同様ため息をつくことがあります。
愛犬家の方なら、退屈なのかな?疲れているのかな?と気になっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

さて、犬のため息にはどんな意味があるのでしょうか?
ただ単に感情表現であればいいのですが、実は病気のサインである場合もあります。
健康管理のためにも、犬がため息をつく原因やつく状態について知っておきましょう。

犬がため息をつく意味とは?

犬も人間と同様に、感情を表現する1つの方法としてため息をつきます。
寝そべったまま目を閉じてため息をつく時はリラックスしていたり、満足している状態です。
窓辺などでひなたぼっこををしながら、ぽかぽかと暖かく心地よい時にもため息をつきます。

逆に、立ったままため息をついたり、飼い主さんを見ながらため息をつく時には、あきらめや落胆を意味していることが多くあります。
散歩に行きたいのに行けない、おやつが欲しいのにもらえなかったなどでも時にため息をつくのです。

気持ちよい時やガッカリした時など、人間とそう変わらないのですね。

病気のサインとなるため息

犬の病気の中で最も発生しやすいのが、蚊を媒介して感染するフィラリア症です。
これは、犬の心臓(右心房)と肺動脈にフィラリアが寄生し、肝臓や腎臓、肺などを蝕んでいき、最悪の場合は死に至ります。
フィラリアの症状は、呼吸の乱れ、呼吸が浅くなる、咳など、呼吸器の異常があります。
ため息が多い場合やため息の間隔が短いという状態も、フィラリアに感染している可能性が大いに考えられます。

フィラリアに感染すると、治療を始めても感染前の状態へと完治できないだけでなく、症状の重さによっては治療が長引き犬の体に負担をかけるだけでなく、お金もかかってしまいます。
フィラリア症には、まずは感染しないことが最善です。
蚊と切っても切れないフィラリア症は、蚊の発生時期にフィラリア予防薬を与えることで予防できます。
毎年のワクチン投与や狂犬病予防注射を行う際に、獣医さんに相談すれば薬を処方してもらえます。
愛犬の健康維持はまずは予防を徹底して行うのが最善策ですから、責任を持ってワンちゃんの健康を守りましょう。

 
また、体の病気だけではなく、犬も人間同様にうつなどの心の病気にかかることもあります。
表情が暗かったり、目に輝きがない、散歩に行きたがらない、ご飯を食べなくなったなど、気になる場合は早めに獣医さんの診察を受けるようにしましょう。

 

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