秋田犬がかかりやすい病気

秋田犬(あきたいぬ)は、秋田県原産の日本犬です。
国の天然記念物に指定されている6犬種のうち、唯一の大型犬種です。
元来秋田県で闘犬や狩猟犬として使われていた犬で、現在では全国的に家庭犬として親しまれています。
一部自治体では特定犬に指定され、檻の中での飼育が義務化されています。

体は全体的にがっしりと頑丈で、ダブルコートの被毛は耐寒能力に優れています。
スピッツ系の特徴の三角の立ち耳、巻き尾を持っています。
闘犬・狩猟犬として改良された歴史を持ち、パワフルで身体能力が高く、飼い主に忠実で番犬としての適性も優れています。
主人に対する忠実さは、忠犬ハチ公のエピソードで国内外でよく知られています。
攻撃性が高いため、見知らぬ人間や他の動物に対して危害を加えないように十分なしつけやトレーニングと管理が必要です。

スピッツ系の秋田マタギ犬が祖先であり、江戸以前には地名から「大館犬(おおだていぬ)」と呼ばれていた時代もありました。
明治時代にかけて闘犬の為に品種改良されたものが増える一方、ごく一部の狩猟犬や番犬として使われた純血系の秋田犬は激減していきました。
大正時代には希少になった秋田犬を守る保存運動が高まり、1931年(昭和6年)には優秀犬9頭が天然記念物、秋田犬として認定されました。
2004年の米国の研究チームの調査によると、調査対象の世界の85種類の犬種の中で、秋田犬は柴犬とチャウチャウに次いでオオカミに近い犬種であることが判明しています。

秋田犬の特徴

体高

オス 64〜70cm
メス 58〜64cm

原産国

日本

特徴

日本犬の中で最大の体高を持ちます。
品種が固定されてからの歴史は100年ほどと短く、1927年に天然記念物に指定された後、忠犬ハチ公の話が話題になり有名になりました。
従順で控えめですが、防衛本能が強く勇敢で、攻撃性もあるので十分なしつけが必要です。

なりやすい病気

重症筋無力症
眼瞼内反症
フォークトー小柳ー原田病様症候群
小眼球症/無眼球症
皮脂腺炎

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