自宅で簡単!自分でできる、犬の健康チェックポイント3選

飼っている犬の健康状態は、飼い主なら誰でも気になるものです。
しかし、何かあるたびに動物病院に連れていくのも大変ですし、経済的にも負担が大きくなります。
日頃からこまめに犬の健康状態に気を配り、病気を未然に防いだり、早めに発見して重症化を防ぐことを心がけておきたいもの。

そこで、犬の健康チェックをするために、飼い主さんでも簡単に診ることができるチェックポイントを、目、口、耳の3箇所でご紹介します。

【その1】 犬の目を見るとさまざまな病気の可能性が見つかる

犬の目は、さまざまな病気に感染する可能性があります。
充血していたり、赤くなっていたり、目ヤニが増えていたりする場合、結膜炎や角膜炎になっているかもしれません。
また、たくさん涙が出るなら、流涙症のリスクもあるため注意が必要です。

目の大きさが違っていたり濁っていたりする場合、白内障や緑内障の可能性があります。
生まれつきオッドアイでない場合、色の違いは病気のサインです。
とくに、頻繁に物にぶつかったり、物を追いかけなかったりする場合、すぐに病院で診てもらいましょう。

【その2】 口の状態からわかるさまざまな病気

犬の口臭がひどくなることがありますが、歯周病の可能性が考えられます。
犬も人間と同じように歯周病にかかります。
そのため、定期的な歯磨きで歯垢を取り除きましょう。
たとえば、歯石がついていたり、歯茎が赤くなっていたりする場合、歯周病だけでなく、歯肉炎や口内炎の疑いもあります。

また、よだれを垂らしている場合は、口の中に痛みがある可能性もあります。
口内炎や舌炎、または流涎症になっていることも考えられます。
その他、感染症や何らかの中毒症状の可能性もあるため、口の中の様子は定期的に観察しておきましょう。

【その3】 耳のかゆみやニオイは外耳炎や中耳炎の危険!

犬の耳から少しニオイがしたり、耳アカがあったりする場合、外耳炎の可能性があります。
とくに、犬がかゆがっていない場合、洗浄液で耳をキレイにすれば心配ありません。
外耳炎の予防効果もあるので、定期的にケアしてあげましょう。

ただし、耳のニオイがきつくなっていたり、耳たぶの腫れやかゆみが気になったりする様子を見せたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。
とくに、出血していたり、首を傾けていたりする場合、重症の可能性が高いです。
また、気付きにくいですが、首を掻いたり頭を振ったりするのも、外耳炎が考えられます。

犬は、痛かったり調子が悪かったりしても話すことができません。
このため、飼い主は犬が常に元気でいられるように、健康状態を観察してあげる必要があります。

今回ご紹介したチェックポイントをもとに、気になることがあったらすぐに病院へ連れて行ってあげましょうね。