ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴とかかりやすい病気

ジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツ原産の大型犬で、日本では一般的にシェパードと呼ばれています。
冷静で自信に溢れ、知能が高く従順で忠誠心があり、高い嗅覚を持ち訓練を好む性質から、災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬・介助犬・盲導犬などの使役犬として広く活躍しています。
がっしりとした骨格に、強靭な筋力をち、精悍で鋭い顔つきです。体毛はダブルコートの短毛が主で、稀に長毛もありますが劣勢遺伝です。

1880年代後半に、ドイツで優秀な軍用犬を作る目的でオールド・ジャーマン・シェパード・ドッグを改良し、繁殖が試行されて作られた犬種です。
正しくしつけ、訓練をされれば、従順であり、高い忠誠心を持ち、一般家庭でペットとして飼うことも可能です。
ただし、幼少期に十分な教育が行われない場合、支配欲が強く攻撃的になり、ペットとしては適さない危険な犬になる場合があり、正しく訓練された個体でなければ子供がいる家庭や初心者には不向きな犬種です。
作業犬、使役犬としての適性の高さから、最低限でも1日2回、1時間程度の運動を必要とします。
運動不足になると、体力と持久力を持て余してストレスの原因となるため、狭い飼育環境や十分に運動をさせられない状況には適しません。

ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴

体高

オス 60〜65cm
メス 55〜60cm

体重

オス 30〜40kg
メス 22〜32kg

原産国

ドイツ

特徴

俊敏で無駄のない動き、頭がよく、嗅覚が優れた優秀な軍用犬です。
現在も、原産国のドイツだけでなく、世界中で軍用犬や警察犬、番犬、牧羊犬などのあらゆる使役犬として重宝されています。

なりやすい病気

大動脈狭窄症
Von willebrand病
胃食道重積
腸捻転
肛門周囲瘻
変形性脊椎症
重症筋無力症
股関節形成不全
肘突起癒合不全
咀嚼筋筋炎
多発性筋炎

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