愛犬・愛猫が下痢で病院の診断を受けるときに、知っておきたいポイント

大切なペットが下痢になり、原因もわからず長引くようであれば、早めに獣医さんに診断をしてもらう必要があります。
同じ下痢でも人間と動物では勝手が違うため、診察を受けるときに、知っておきたいことや気をつけたいポイントを覚えておきましょう。

診察前にチェックしておくこと

□下痢が始まったのはいつからか、まだ続いているか
□下痢の回数
□うんちの状態
 できるだけ新しいうんちを持参して行くと検査に役立ちます
□下痢になる前に、異常や異変はなかったか
□下痢になる前にいつもと違うものを食べなかったか
□室内、屋外で何か拾い食いをしなかったか
□嘔吐の有無
□食欲はあるか
□元気はあるか

多くの動物病院では、下痢の症状で診察を受ける時に上記の内容を聞かれるでしょう。
なるべく症状や状態を詳しく伝えることが、正確な診断のポイントになりますので、しっかり愛犬・愛猫の状態を把握しておきましょう。

診断結果が病院によって違うこともある

病院で糞便の検査をしてもらい問題ないと診断をされたのに状態がよくならず、別の病院で検査をしたら寄生虫がいた、というようなケースが時々あります。
これは、糞便の検査自体が、100%の精度ではないためです。
多くの病院で行われる検査は、直接うんちをスライドに乗せて観察する「直接塗沫法」と、うんちを飽和食塩水などに溶解して浮遊物を観察する「浮遊法」があります。
これらの検査を3日間続けて行っても、精度は80〜90%程度で、1回きりであれば50〜60%であると言われています。
このため、診断結果に異常がなくても症状が長引く、改善しないようであれば、不安がなくなるまで別の病院で受診をしてみるセカンドオピニオンをおすすめします。

 

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