散歩に行けない!犬が知らない人に無駄吠えする時の対処法

マンションやアパートなどの騒音トラブルは絶えないものですが、中でも多いのが犬の無駄吠えトラブル。
近隣だけではなくても、散歩中に知らない人に吠えてしまうという困った愛犬に悩まされている飼い主さんは多くいらっしゃいます。
犬の無駄吠えの原因と適切な対処法を知り、愛犬のしつけ向上に努めたいものです。

知らない人に無駄吠えをする原因

犬が知らない人に無駄吠えをする原因は、3つあります。
まず飼い主さんはその原因を特定し、散歩中にその原因が起こらないようにすることが大切です。

1つ目は、要求を伝えたいために吠えるという行為です。
犬は知らない人を見て何を思ったのでしょうか?
通行人が連れている犬を見て警戒したのか、小さな子供が持っているボールを見て一緒に遊びたいと思ったのか?
吠えることで何かを伝えようとしているのかもしれません。

2つ目は、警戒している時の無駄吠えです。
こちらは無駄吠えとはいわないかもしれませんが、まったく見たことのない怪しい人がいる、こちらに向かって何か不審な行動を起こしそうな人がいる場合などです。
犬は嗅覚や聴覚が優れているので、私たち人間が察しきれない危険を察知し、飼い主さんを守るために吠えている場合もあります。

最後に、犬同士が行う「遠吠え」があります。遠吠えはしつけ次第で解消できるので簡単ですが、相手の犬も吠えてしまうと再度自分の愛犬も吠えてしまう可能性があるので、根気強くしつけなければいけません。

犬が吠えるタイミングと状況を見る

自分より大きな相手に吠える、小さな相手に吠える、誰にでも吠える、ある特定の対象だけに吠える。
この4つから、あなたの愛犬がいつ無駄吠えをしているかをチェックします。

そして、その時に低い声でうなるように吠えるのか?
高い声でキャンキャンと吠えるのか?
様子も確認しましょう。
ジーっと見つめるように相手を観察して吠えているようなら、遊びたかったり警戒していたり相手に絡みたい一心での無駄吠えである可能性が高いです。

散歩中に吠えそうなときの対処法

散歩中に「吠えそうだ!」と感じたらすぐに対処をします。
飼い主としては、吠える時間を長くしてはいけません。
吠えだしたら急にリードを引っ張るという行為もしてはいけません。
そういった行為は、しつけにはならないからです。

一番良い対処法は、吠えている対象と愛犬との間に飼い主さんが入ってしまうことです。
視界からその対象をなくすことで、吠えるのを阻止します。
リードをひっぱりながら足元へ引き寄せ、場所を変えて「ダメ!」と伝えましょう。
この時低い声で叱り、愛犬の目を見ながら誘導するとより効果が高まります。
そして、吠える対象が通りすぎたらしゃがみこみ、お座りさせて落ち着かせてあげましょう。
最後まで吠えずに、吠える対象をやり過ごせたら褒めてあげます。
また、飼い主さんが「大丈夫だよ」「あの人は知らない人だから吠えなくてよいよ」と声をかけてあげると、その気持ちもしっかり伝わることでしょう。

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