【犬の健康管理】知っておきたい!犬がかかりやすい病気

人間同様、犬も病気にかかります。
もともと持っている先天的な要因もあれば、生活習慣などの後天的な要因もありますが、後天的なものであれば早期発見、早期治療が大切です。

ペットに犬をお迎えしようと考えている方も、既に飼っている方も、犬の病気にはどんなものがあるかを知っておき、いざという時に慌てず対処できるようにしておきたいものです。
犬がかかる病気にはどんなものがあるかを知ることで、普段の生活の中で予防を行っていくことも充分可能です。

生活習慣などが招く病気

人間は不規則な生活習慣や偏った食生活が長年続くと心臓や腎臓、肝臓などに負担がかかるものですが、これは犬も同じです。
犬の場合、病気の多くの原因は食生活にあります。

犬の心臓病の中でも一番多いのが心臓肥大で、これは高カロリー、高塩分の食生活によって引き起こされます。
心臓肥大を起こしている犬のほとんどは肥満や高血圧であり、初期症状は咳をする程度ですが、悪化することで肺水腫や心不全を招くことになります。

腎臓の場合は、ウイルスによるものがまれにありますが、ほとんどの場合は高塩分の食生活が原因です。
尿の色が濃い、尿の量が少ない、血尿が出ているなどの症状がある場合に疑われ、ほかには食欲の低下や脱水症状などの症状が出ることもあります。

どちらの病気も、普段の食事が原因になっていることがほとんどです。
愛犬が可愛いあまり、人間が食べているものを与えたりすることで犬の体内環境が悪化していきます。
健康を維持するためにも人間が食べるものを与えすぎるのは控えましょう。
心配な場合は、健康維持を目的に配合されたフードや、無添加のものなどを意識的にあげるとよいでしょう。

予防接種で防ぐことができる狂犬病

犬を飼うと、必ず受けなければならないのが狂犬病の予防接種です。
ごく稀に室内で飼っているから予防接種は受けないという飼い主さんがいますが、犬を飼っている人に義務付けられているので必ず受けるようにしましょう

狂犬病はウイルスによるもので、全ての哺乳類に感染し、発症すれば人も犬もほぼ100%死亡します。
人の場合は感染後(狂犬病に感染している動物に咬まれた後)にワクチンを連続して接種することにより発症を防ぐことができますが、飼い主ならばまず自分の愛犬を狂犬病に感染させないよう、確実にワクチンを打つ必要があります。

現在、日本では狂犬病は撲滅されていますが、平成18年に海外で感染し国内で発症した例が報告されていたりと、国内に今後感染が広まらない可能性がないとは言い切れない状態です。
必ず狂犬病のワクチン接種を行い、犬と人間が健やかに共存できる環境を守っていきましょう。

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