犬の噛み癖を改善するために、やってはいけない2つのポイント

本来、犬にとって噛む事は自然な行為で、悪い事ではありません。
ただし、人の手や家具、雑貨など、人間と一緒に暮らす上では、噛んでほしくない物があります。
噛んでいい物と悪い物を教えながらなんでもかんで噛む行動を減らしていく事で、噛み癖予防に繋がっていきます。

【1】手をおもちゃにして遊ばない

愛犬に噛まれてしまうのは、多くの場合が一緒に遊んでいる時です。
犬は、小さい頃から兄弟犬や親犬、仲間と噛みあって遊ぶ習性があるため、愛犬は飼い主さんとも噛み合って遊びたい欲求があります。
この遊びを通して、噛み方や強弱などを学んでいくのです。
しかし、ここで手や足をおもちゃ代わりにして愛犬と遊んではいけません。
体を使って遊んであげてしまうと、人の体をおもちゃだと認識してしまい、後々の噛み癖に繋がってしまいます。
愛犬と遊ぶ時は、必ず犬専用のおもちゃを使って遊んだり遊ばせるようにしましょう。

【2】犬を放置しない

室内飼いをしている場合、家の中で自由にさせている方は少なくありません。
家の中を自由に行動できる事は悪い事ではありませんが、まだしつけが済んでいない子の場合は問題が生じます。
犬は好奇心旺盛で、暇な時間ができると家の中を徘徊し、色々な物を知ろうと家具や雑貨、カーペット、カーテンなどを片っ端から噛んでしまうでしょう。
つまり、部屋の中を自由に動き回りながた、勝手に噛む物を覚えていってしまうのです。
また、飼い主に遊んで欲しいと手や体を噛んでくる事もあります。
犬を見ていられず相手もできない時は、ハウスやサークルに入れ、おもちゃで遊ばせているほうが噛み癖が予防できます。

噛まれてしまった時の対処法

噛み癖を予防しても、何かのタイミングで噛まれてしまう事があります。
すぐに正さず噛まれたままにしていると人を噛む事が普通になってしまいますので、すぐに注意することが必要です。

まず、噛まれたらすぐに「痛い!」とハッキリ言い、「ダメ」などと強く制します。
愛犬が噛むのをやめたら、犬に声をかけたり見たりせず、無視して部屋を出ます。
1分程たったら、部屋に戻ります。この時も、犬を無視した状態を続けます。

噛む事がダメだと伝えた後で、噛んだら飼い主さんがいなくなってしまう事を繰り返す事で、愛犬は噛んではいけない事を学びます。
これを繰り返しても改善しない深刻な場合は、ドッグトレーナーに相談をしてみましょう。

 

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