子犬・子猫を飼う前に知っておきたい、ライフスタイルに合った犬・猫の選び方

犬、猫を飼うと決めたら、見つけ方はさまざまです。
知り合いや近所で生まれた子を譲り受けたり、動物保護施設から里子をもらったり、ペットショップやブリーダーから買うなどの方法があります。
衝動的にお家に犬・猫を迎えても、飼育にかかる手間や時間、経済的負担が飼い主さんのライフスタイルに合っていなければ、ペットを生涯大切に飼っていく事は難しくなります。
飼い主さんとペットが互いに不幸にならないためにも、まずは自分やご家族のライフスタイルに合った子を選ぶ事が重要です。

ライフスタイルに合った犬・猫の選び方

犬や猫を飼おうと考えた時、どのような子が最適かは飼い主さんや家族構成などによって異なるため、じっくり考えましょう。
例えば、子供や高齢者がいる家庭では、温厚で従順な性質の犬・猫がよいでしょう。
仕事で帰宅が遅い方や、家族がみんな仕事や学校で忙しい場合は、短期間でしつけができ、毎日の世話に時間や手間がかからない犬・猫が望まれます。

次に住環境ですが、猫は、広い家なら外に出なくても室内で必要な運動量が得られます。
小型犬は安全に遊ぶことができる庭があれば、必ずしも散歩に連れて行かなくても済みます。
中型犬〜大型犬は、ある程度の運動量が必要になるため、広い家に住んでいたとしても毎日の散歩が欠かせません。
また、特に飼い始めはしつけを行う必要があるため、運動やしつけに十分な時間を割ける状態か、可能な人はいるかを確認しましょう。

掃除やシャンプー、トリミングに関わるポイントとして、犬・猫が短毛種か長毛種かという点が重要になります。
長毛種の場合、毎日のブラッシングや定期的な手入れを十分に行わないと毛玉だらけになり、見た目が汚くなるだけでなく衛生面も悪化し、皮膚病を引き起こしてしまいます。
毎日の手入れや、定期的なサロン通いができるかどうか、経済的負担が問題ないかなど、十分に検討を行う必要があります。

オスとメスの考慮も重要なポイントです。
オスの犬・猫はおしっこのマーキング癖があるため、小さい頃にトイレのしつけができても、大人になってからしつけたトイレ以外でおしっこをし始めてしまう可能性があります。
おしっこのしつけに関しては、メスよりもオスのほうが手がかかる可能性がある事を覚えておくとよいでしょう。

また、家族に迎える前から体が不自由だったり病弱、持病を持っていることが明らかな犬・猫を迎えるのであれば、その子を終生大切に飼っていく覚悟が必要です。
健康な犬・猫を飼うよりも、通院や薬、世話用品で格段にお金がかかります。
病症や体の状況にもよりますが、なるべく家の人が一緒にいて、目を離さないで世話をしなけれなばらない状況になる事も考えられます。
特に健康上の問題がある個体の場合、飼った後にかかる手間や経済的な負担を十分に考慮した上で迎えるようにしましょう。

 

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