【愛犬と暮らすQ&A】夏に皮膚トラブルが増えるのはなぜ?

Q.夏に皮膚トラブルが増えるのはなぜ?

夏になると、犬の皮膚トラブルが増えると聞きました。
どうして夏は皮膚トラブルが増えるのですか?予防するコツはありますか?

A.皮膚の構造を知り、快適に過ごさせてあげましょう

日本の夏は、高温多湿という特徴があります。
細菌やカビが繁殖しやすく、活発に活動できる状態になり、ワンちゃんの皮膚にも悪影響を及ぼします。
また、暖かい季節になるとノミやダニといった寄生虫も活発になり、動物達に寄生して卵を産み付けます。

さらに、暖かくなることで十分な体温調節の必要が発生します。
人は全身で汗をかいて体温調節ができますが、犬・猫は肉球の汗腺と口を開けてハァハァして熱を逃がすことでしか体温調節ができません。
例えるなら、人が暑い季節に厚い毛皮を来ているような状態です。
食欲や体力が低下しやすく、ストレスも増えて免疫力が低下していきます。
免疫力が落ちると皮膚のバリア機能も落ち、細菌やカビが活発になりやすい状態になってしまうのです。

皮膚トラブルを防ぐポイント

■除湿を心がけ、蒸れを防止する
特に梅雨以降は湿度が高くなり、蒸れやすくなります。
ワンちゃんのケージやベッドの周りの風通しをよくし、部屋の除湿を心がけましょう。

■水分はしっかり拭き取る
雨のお散歩後やシャワー後など、体が濡れたままにせず、しっかりと水分を拭き取ります。

■高温多湿の環境を避ける
部屋の中でも外でも、高温多湿の環境に犬・猫を長時間さらさないようにします。
暑い時期の室内は、空調を調整して涼しくし、除湿を十分に行います。
散歩は、暑い昼間は避け、早朝の涼しいうちや夜間に行いましょう。

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