【愛犬と暮らすQ&A】妊娠中だけど犬を飼っても大丈夫?

Q.妊娠中だけど犬を飼っても大丈夫?

犬から病気が伝染り、胎児に影響がある可能性があると聞きました。
妊娠しても、犬を飼って大丈夫でしょうか?

A.大丈夫ですが、犬のケアを怠らないようにしましょう

以前まで、トキソプラズマ病にかかった犬から病気が感染し、胎児が奇形になるというような誤った事実が信じられている時期がありました。
しかし、これは全くの誤解です。
トキソプラズマは犬から人に伝染らないことが明らかになっているので、余計な心配は不要です。
妊娠したからといって、犬を手放したり処分する必要はありません。

ただし、日頃から犬と人間の共通感染症には十分気をつけるべきです。
妊婦であれば、これらの病気を通して母子共に危険が及ぶことも考えられ、妊娠中は念のため愛犬との過剰な接触は避けるようにします。
犬と人間の共通感染症は、愛犬に予防接種を毎年確実に行うことで防ぐことができますので、狂犬病や混合ワクチンの接種を忘れず行いましょう。

 
●犬の世話を怠らないように心がける
飼い主さんが妊娠すると、生活環境が変わってきます。
普段からさいていた犬と遊んだりケアする時間が十分にとれなくなったり、妊婦さんの体調や、子供が生まれれば母子のケアが最優先となり、どうしても犬への配慮を怠りがちになってしまうものです。
犬は家族を群れとみなし、新しくメンバーになった赤ちゃんを自分よりも格下に見なしてしまうこともあります。
赤ちゃんに対して攻撃性を示すような最悪の事態は避けるため、飼い主さんの出産前後も愛犬をこれまで以上にかわいがりながら、少しずつ赤ちゃんに慣れさせていきます。
赤ちゃんも愛犬も、みんなが大切な家族であるという気持ちで愛情を込めて接すれば、スムーズに赤ちゃんを仲間と見なして仲良くしていくことができるでしょう。

飼い主さんの妊娠・出産を機にどうしても犬の世話ができない場合は、一時的に知り合いや親戚に愛犬を預ける方法もあります。

 

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