愛犬のしつけ:基本的なトレーニング【2】

しつけは、ワンちゃんとの絆を深めるためにも大変有効です。
特に、マスターしておきたい基本的なしつけのトレーニング方法をご紹介します。

まずは、トレーニング【1】ができるようになってから以下のトレーニングに取り組みましょう。

来い

愛犬にリードをつけ、まずは「待て」を指示します。
リードが少したるむくらいに離れたら、ご褒美を見せて「来い」と呼びます。
(「おいで」でも大丈夫です、トレーニング前に指示語を決めておきます。)
リードを引き、愛犬がこちらに来たら、ご褒美をあげて褒めます。
「来い」の指示は、愛犬の名前を呼んでから言うとよいでしょう。

上記の状況を作り、「来い」と呼んだら、次は愛犬の動きに合わせて飼い主さんも一緒に少し後ろに下がります。
愛犬が来たら、ご褒美をあげて褒めてあげます。

さらに、誰かに愛犬を押さえてもらいながら、ワンちゃんから5m程離れて立ちます。
また、「来い」と呼び、愛犬が動こうとしたらワンちゃんを押さえている手を離します。
飼い主さんの元に走ってきたら、ご褒美をあげて褒めてあげます。
これを離れる距離を少しずつ長くしながら繰り返します。

■呼んでもすぐに来ない場合
「来い」と呼んでも、愛犬がすぐに飼い主さんのもとに来ない場合は、「来い」と呼んだ後、すぎにワンちゃんに背中を向けて立ち、どこかに行ってしまうようなふりをします。
愛犬が追いかけてきたら、ご褒美をあげて褒めます。
これで、愛犬に「早く行かないと飼い主さんがどこかに行ってしまう」と教えていくことができます。

つけ

「つけ」、または「ついて」は、愛犬に飼い主さんの側を歩かせるトレーニングです。

まず、愛犬を自分の左側に座らせます。
1歩前に出て止まり、愛犬も同じように前進して飼い主さんの側に座れたらご褒美をあげて褒めます。
ワンちゃんが飼い主さんに合わせて動けるようになってきたら、左脚のもものあたりを軽く叩きながら「つけ」と指示を出します。
「つけ」と指示をした後、3歩、5歩、7歩と距離を伸ばして繰り返していきます。
長い距離でもできるようになってきたら、歩く速度を変えたり、方向を変えたりしてバリエーションを増やしていきます。
どのような歩数でも、方向を変えても、どのようなスピードでも飼い主さんの側に合わせて歩けるようになれば成功です。

成功の秘訣

どんなトレーニングでも、愛犬が楽しみながら行うことが大切です。
また、集中力が切れるとワンちゃんの習得の効率が落ちますので、集中力が切れる前に終えるようにします。
トレーニング中にコミュニケーションを取ることで信頼関係が築かれていくので、飼い主さんも楽しみながら取り組んでください。
どうしてもうまくいかず、いつまでも身につかないトレーニングがあるならば、プロのトレーナーに相談してみましょう。

 

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